こんにちは、ウホです。
今回の記事では、私のポッ拳への取り組み方について書いていきます。
不遜に聞こえるかもしれませんが、私はWiiU版の発売から半年で店舗大会の優勝などを経験し、上位プレイヤーの仲間入りをした訳ですが、そこへ至る方法は難しいものではありませんでした。ポッ拳についての細かいテクニックなどは書いていくと終わりが無いです。しかし、上達を続けていく方法論をそれぞれのプレイヤーが確立すれば、自分で試合をこなせばこなすだけ本当に強くなれるはずです。今回の私の記事がその一助となれば幸いです。
記事の性質上、文字ばかりになってしまって申し訳ないのですが、つるりと読めるようにさらりと書いていきます。
上達とは
対戦ゲームにおける「上達」について考えたことはあるでしょうか。そもそも、上達の結果として表現したい「強さ」というものが定量化しにくいため、自分の上達について認識することも難しいです。しかし、この問題について自分なりの答えを持っておくことで、自分の強さをその積み重ねとして対戦で表現することができます。
この記事においては、上達というものを「今までできなかったことができるようになること」とします。
そうすると、上達するためには「できないことを見つけること」と「できないことをできるようになること」が必要になります。それを整理するために私はメモを取っておくことが有用だと思っています。
メモの意義
皆さんは自分の立ち回りやキャラ対策についてのメモを持っているでしょうか。ふと疑問に思ってアンケートを取ってみました。
大体60%くらい(42 / 69)の人が持っているらしいです。実際の対戦会でスマートフォンなどでメモを読んでいるプレイヤーを見たことは殆ど無いので、秘密裏にメモをこしらえているプレイヤーがこのアンケートによると27人いるということになります。
ここに私なりのメモの使い方と、その利点について書いていきます。
利点1:課題が明確になる
対人戦とトレーニングモードやCPU対戦は全然違います。
コンボが簡単なポッ拳で何か新しいことをできるようになるためには、対人戦の中で上手くなっていくしかありません。私のノートは常に一番上に「試合中にできるようになるべきこと」がリストアップされています。フレンドマッチやランクマッチでは常にそのことを考えて、試合中にできるように練習していきます。
一試合毎にメモを見返して自分ができているかどうか振り返って考えてみて、当然のように立ち回りでできるようになったら「できるようになったことリスト」に追加していきます。このリストが、試合中に自分が使える手札といったところです。多ければ多いほど色々な状況での選択肢が増えます。
課題リストに追加した時の自分と、できることリストにその項目を追加した時の自分とを比べると、確実にひとつ強くなっているということがわかります。これがひとつの「上達」の形だと言えるでしょう。
利点2:忘れない
これは私がメモを運用し始めて数ヶ月したときに気付いた利点だったのですが、昔に当然のようにやっていたことを、今ではやらなくなっている場合があります。
「できることリスト」に目を通してみると、強い行動だけど今はやっていないことが見つかって、その強さを再確認できたりします。
また、キャラ対策を考えたけど次にそのキャラとやるのが数週間後といった状況はよくあります。そういうときのために、キャラ毎の章を作っておいて対戦前に試合中に試すことのリストを見ることで、キャラ対策の続きをできるようになります。Twitterで仕入れた情報などもここに突っ込んでおけば、試合前に見て試すことができるので効率的です。
観戦する
「できるようになるべきこと」が考えつかないこともあります。そういうときは、動画を見てみましょう。
観戦は自分の立ち回りを広げる上で重要です。自分だけでは思い浮かばなかったようなアイデアを他人の立ち回りから学べることも多いです。しかし、対戦動画を何となく観て学びをえることは難しいです。上達するためには、どうやって観戦すればよいのでしょうか。
私は「自分ならこうする」という視点を持つことが大事だと思っています。
ポッ拳は同じ状況が何度も発生するゲームです。
例えば、マスクド・ピカチュウ対カイリキーの場合、カイリキーの2Yをガードした後も、マスクド・ピカチュウのブロック攻撃最大溜めをガードさせた後も同じ「密着+4(マスクド・ピカチュウ視点)」です。硬直差は基本的には±0, ±4, ±8 の五通りしかありません。従って他人の試合を観ていると自分でも経験のある状況を見ることが沢山あります。その状況で「自分なら何を選ぶか」という視点を持ってみると、画面の中のプレイヤーと自分との選択の違いから学ぶことが出来るでしょう。
終わりに
今回は自分がやってきた上達法について書いてみました。今、行き詰まっている方は騙されたと思って試してみてください。対戦の勝ち負けではなく、自分の上達に焦点をおいてプレイすることで、今までとは違った楽しみ方ができると思います。
次回はマスクド・ピカチュウ対策についての記事を2週間後に公開する予定です。
それでは