こんにちは、ウホです。
今回からマスクド・ピカチュウの使い方について少しずつ書いていこうと思います。読者としてはマスクド・ピカチュウをこれから使ってみようと思っている人を想定しているので、ところどころで専門用語が出てきた場合は分かりやすい言葉に置き換えたりしていたりします。
FPの基本:フロントシュート
すべてのポケモンのフロントシュートの中でもトップクラスに位置する高性能なフロントシュートです。以下の4つの性質が、この技の強さを支えていると言えるでしょう。
- 発生 19F(見てからブロックは厳しい)
- ガードさせて-4F(ちょっと不利)
- 空中の相手にも当たる(飛んでる相手にも当たりやすい)
- 前方への範囲が広い(一方的に差し込める)
- 当ててフェイズチェンジが可能。(共鳴ゲージが4割溜まる)
- フェイズチェンジ後の状況は普通(フレーム的には有利だけど、距離が離れるので択を迫れない)
見てから咎めるのがほぼ不可能なので、フロントシュートの間合いに入ったらとりあえずパなして大丈夫です。
フロントシュートを覚悟無くパなすために
フロントシュートを撃った後の状況について考えておけば気楽にパなせますね。フロントシュートを使った後に何が起こっても「想定内」です。考えられる状況は4つです。
- ヒット:フェイズが変わって嬉しい
- ガード:密着で-4Fを背負う
- ブロック:痛い。相手にフェイズを取られて悲しい
- スカ:そもそも届いていない。気まずい
ヒットした場合とブロックされた場合については、結果としてデュエルフェイズへ移行するので、あまり考えなくてよいでしょう。ちょっと複雑なのはガードされた場合ですが、とりあえずオススメしておくのは「ホミ格ファジー」です。「ホミ格ファジーとは何ぞや?」という方はこちら→「ホミ格ファジーで二択を回避しよう」をご覧ください。
ホミ格ファジーを知らないけど、リンクを開くのが面倒な人向けに、もう一度ホミ格ファジーを練習している動画を貼っておきます。ルカリオのフロントシュートよりも不利フレームが短いので、ちょっと長めにホーミング格闘を入れておきましょう。私の場合はスカったときにもホミ格ファジーを入れて様子見しています。
「フロントで突っ込んでファジーで誤魔化す」単純ですが、これが強いんです。ホミ格ファジーに自信が無い方は、「打撃を読んでブロック」、「つかみを読んでシュート→ほうでん」で相手の二択に対処していきましょう。
-4Fという状況で自分の技の発生と相手の技の発生を比べて考えると、ファジーよりも良い選択肢があったりするのですが、それに関しては次回以降の記事で触れていきます。
対策の対策
フロントシュートの弱さとして、ブロックされたら終わりという点が挙げられます。中距離でブロックを置いて様子見するという対策をしてくる場合があります。その場合は、ブロックを見たらシュート→ほうでんでブロック攻撃の発生やブロックキャンセルステップを潰しましょう。自分は中距離にいるので、相手のブロック攻撃が当たらない位置からノーリスクで相手の技の隙を狩れるかもしれません。
この動画ではシュート→ほうでんで潰そうとしていますが、ルカリオのブロック攻撃は飛んでから、ジャンプシュートを出しながら着地した方が安全なことも多いです。ブロック攻撃以外の方法でフロントシュートの圧に対応しようとしてくる場合もあるので、相手の一手への対応を頭の中に用意しておきましょう。
注意書き
フロントシュートは確かに強いですが、マスクド・ピカチュウにとって最良のフェイズの取り方は「ポケモンわざを当ててフェイズを変えて強化状態に入る」ということは覚えておいてください。フロントシュートでフェイズを取れても、強化状態に入れていないので、デュエルフェイズの火力差で負けてしまうということは往々にしてあります。また、自分が差し込むことばかりを考えていると、相手に差し込まれやすくなるという欠点もあります。相手がガードしているかどうか、ブロックを置いているかどうかだけを見てしまいがちになるので、それ以外の行動に対する反応が遅れてしまいやすいのです。
というわけで、フロントシュートの使い方をマスターしたと思えてきたら、「ほうでん」と「でんこうせっか」でフェイズを取る練習をするのをおすすめします。相手の弾を「かげぶんしん」「でんこうせっか」「ほうでん」で対策してフェイズを取る方がフロントシュートを軸に頑張るよりも安定して勝てるようになるはずです。
デュエルフェイズ:構え弱攻撃
デュエルフェイズの技の中ででリスクが少ないのが構え弱攻撃です。ヒット確認が可能で、ヒット時はコンボへ移行でき、ガードまたはブロックされた場合は空中回避で安全に着地できたりします。ガードした後に空中回避を読んで前ステなどをしてくる相手には空中攻撃へ派生してお仕置きしましょう。
とりあえず、マスクド・ピカチュウを使い始める方はデュエルフェイズでは有利な状況ではとりあえずこの技を振って、ヒット確認してコンボへ繋げられるようにしましょう。有利フレームから振っておけば、相手のジャンプも咎められますし、「有利フレを取ったら8Y」を意識して練習することで、試合をしながら相手のどの技をガードしたら有利フレームを取れるのかを学ぶことができます。
コンボは私のブログに載っているので参考にしてください。(マスクド・ピカチュウのコンボまとめ) 相手のポケモンによってはコンボが入りにくかったりしますが、全てのポケモンに確実につながるので、上手く出来ない場合はトレーニングモードで練習しましょう。
おわりに
マスクド・ピカチュウは「使えるツールの多さ」と「ゲームメイクのしやすさ」が強みだと思っているのですが、今回の記事では攻めに使えるツールについて解説しました。というのは、初心者同士では相手の行動に対応するよりも、自分が強い技を振り続けているほうが勝てるからです。ポッ拳のほとんどの技には弱点があり、適切に対応すればリスクを与えることができます。ですが、その戦い方が出来るようになるためには知識と経験が必要となってきます。そういった考えのもと、立ち回りの軸として使える技をFPとDPについてひとつずつ簡単に紹介しました。
フロントシュートも構え弱攻撃も技単体としての性能としては申し分ないのですが、ダメージは伸びません。プレイヤーである自分自身の観察力や対応力などで、この火力不足を補っていきましょう。