こんにちは、ウホです。
今回は上級者向けのテクニック「ホミキャン」について解説します。
ホミキャンとは、簡単に言うとホーミング格闘をキャンセルしてガードをすることを指します。ホーミング格闘をキャンセルしてガードをした瞬間は、相手の技に関わらずガード硬直が極端に短くなり、相手の技に対して確定反撃を入れられたりします。
これは最初にホミキャンが一般的に認知されるようになったときの動画です。マスクド・ピカチュウのブロック攻撃に対して、最初はホミキャンせずに最速で掴んでいますが、確定していません。一方、ホミキャンで取ってからガードをした場合には掴みがブロック攻撃の後隙に確定しているので、クリティカルで掴み攻撃が入っています。
英語では「Perfect block」とか「Homing cancel」と呼ばれています。(Shoryukenの記事)
今回の記事では今すぐ試合に活かせるホミキャンの使い方として、共鳴波に対するホミキャンと、ホミ格に対するホミキャンについて簡単に解説していきます。
使用例
共鳴波に対するホミキャン
これが一番狙いやすく、リスクの少ない使用例です。
本来では、共鳴波をガードした場合はお互い五分のフレーム状況から始まるのですが、この動画のようにマスクド・ピカチュウのフロントシュートが相手のバーストアタックを潰しています。マスクド・ピカチュウのバーストアタックは6Fから無敵で、マスクド・ピカチュウのフロントシュートは19Fの発生なので、14F以上の有利が取れていることになります。
入力履歴を見ると分かるように、共鳴の暗転が終わってからX→Rと素早く入力しています。共鳴を読んで入力するのではなく、共鳴を見てから入力すれば間に合うというのは大きなポイントですね。試合中に狙ってみて失敗しても問題は無く、成功すれば有利を取れるということで、積極的に使っていきましょう。
共鳴波をホミキャンしてから択をかけてもいいですが、相手がホミキャンについて知っている場合は、ホミキャンで有利を取って攻撃してくるのを読んでガードを固めるかもしれないので、距離を取って時間を稼ぐのも有効です。
ホミ格に対するホミキャン
相手のポケモンのホーミング格闘初段が単発ヒットの場合、初段をホミキャンした後に何か技が確定するかもしれません。何が確定するかについては、ホーミング格闘自体の性能についても解説する必要があるので、他の記事で紹介する予定です。
スイクン側はXボタンを連打していますが、掴みで割り込んでいます。スイクンのホーミング格闘初段をホミキャンした場合は掴み攻撃が確定します。掴み攻撃が確定するホミ格初段を持っているポケモンは少ないので、大体の場合はブロックで割り込みにいくことになると思います。その場合は、相手がホミ格を初段で止めて掴んでくる場合もあるので、その点には注意が必要です。
ルカリオのホーミング格闘に対してホミキャンが成功しても、掴み攻撃などは確定しませんが、バーストアタックなら二段目に割り込めて、ホーミング格闘初段止めに対しても確定します。
ホミ格に対するホミキャンの大きなポイントとして「不利フレームでホミ格ファジーをしていたら、相手がホミ格を入れていたのでホミキャンになって切り返せる」という点があげられます。こちらが不利フレームからファジーを入れたとき、相手のポケモンによっては最速掴みにはファジーでクリティカルを取れて、最速ホミ格に対してはホミキャンから切り返せるということです。ファジーもホミキャンも知らない相手からすると、ホーミング格闘を入れても掴み攻撃をしても負けるので、かなり強力です。
また、相手がホーミング格闘で突っ込んでくるのが見えたら、ホミキャンガードで取って切り返しを狙うという使い方もあります。ホーミング格闘はジャンプでキャンセルできるので、「ホーミング格闘で近づくのを見せて、ジャンプでキャンセルして様子見」といった相手の釣りに引っかかって不利になることがありません。
おわりに
上記2つ以外にもホミキャンの使い方はありますが、リスクが高かったり他の択で取った方が良い場合が多いです。例えば、単発ヒットのホーミング格闘の最終段に対してホミキャンを狙うプレイヤーもいますが、ホーミング格闘最大溜めでシールドが割れてしまうので、ホミキャンを失敗するリスクを取って最大溜めでないホーミング格闘を取るよりも、素直に暴れかブロック属性の攻撃で切り返した方が良いと思います。
ホミ格ファジーを入れていたらホミキャンになる場合、その状況になったときにホミキャンの成功を自分で認識して切り返すことができます。共鳴波に対するホミキャンはリスク無く有利状況を作れるかもしれないような使い方です。余裕のある方は、この2つのパターンのホミキャンについて意識して試合をしてみることをおすすめします。