普段はポッ拳の攻略情報や大会の告知やレポートを主に投稿し続けているこのポッ拳ネットですが、今回はポッ拳のモーションの魅力、特に原作ゲームの再現やポッ拳独自の解釈のされたアクションについて紹介したいと思います。
元々対戦アクションにさほど興味のなかった自分が今でもポッ拳にハマり続けているのは、何と言ってもポケモンのゲームとしても滅茶苦茶出来がいいゲームだからなんですよね。
ポケモン好きには是非とも遊んでほしい魅力がそこかしこに詰まったゲームだと常々思っているので、この記事で少しでもポッ拳に興味を持つ人が増えてくれればなと思います。
一度に全て紹介するにはあまりにも量が多いので、今回はジュナイパー、ジュカイン、ハッサム、ガブリアス、ダークライの5匹をピックアップして紹介していきます。
ジュナイパー
サンムーンで初登場した所謂草タイプの御三家の最終進化系のポケモン
サンムーン公式サイトでの説明では、
自身の気配を完全に消して行動できる。気配を消して、相手が見失っているうちにチャンスを狙うポケモンで、
”アクロバティック”な曲撃ちや連射も得意。
『アクロバット』は元々道具を持っていなければ威力が上がる技。ポッ拳ではゲージが溜まっていない状態なら強力になる技になっています。
普段はクールに振舞っているが、予想外の事態に弱く、不意打ちを受けると激しく狼狽(ろうばい)してしまう。
とあります。全部再現されてる…
図鑑説明などの設定上では見られるものの、ゲーム本編で細かく再現されるには至らなかったポケモンの個性や世界観をゲームに落とし込んでいる所がポッ拳一番の魅力であると自分は思っています。
このゲームは原作の設定を上手く落とし込みつつも、たまにトンデモ独自解釈もぶち込んできます。
例えばジュナイパーはバトル中、翼の中に仕込んだ矢羽を使って『かげぬい』や『うちおとす』を使うのですが、ポッ拳ジュナイパーが主に撃ち落とすのは相手のポケモンではなく上空でバトルを中継しているコイル。
上空のコイルを相手のポケモンの頭上に撃ち落として攻撃します。どんな使い方だよ…
1キロ先の的でも射抜く正確さを持っているらしいので、上空のコイルを撃ち落とすくらい造作もないということなんでしょうか。
射程にいれば相手のポケモンにも当てられますが、『うちおとす』は岩タイプの技なのでヒットしたとき岩の破片が飛び散ります。芸が細かい。
ジュカイン
素早い身のこなしで木の枝を飛び回り敵の頭上や背後から襲い掛かったり(ルビー)、
樹木を元気にする背中のタネ(サファイア)を使った『やどりぎのたね』や『タネマシンガン』で植物を育て、設置で相手を翻弄したりと、図鑑で書かれたジュカインの戦い方を完全再現出来ます。
タネマシンガンのタネで植物を育てるというのはポッ拳独自の戦法ですが、ジュカインの図鑑説明的に普通にしっくりくるのが凄いですよね。…しっくりくるよね?
ジュカインの代名詞ともいえる『リーフブレード』はポッ拳では強力なジュカインの主力技。
ポッ拳独自解釈の体術リーフストームは海外ポケモン公式のアニメ作品『Pokémon Generations』で逆輸入もされました。
メガジュカインでは最大の特徴である尻尾ミサイルもしっかり再現
ガブリアス
最近は下火とはいえ、本編対戦ではかなりの人がお世話になっていたであろうポケモン。
図鑑ではジェット機並みの速度で飛ぶと書かれているのに何故か『そらをとぶ』が使えないことで有名なポケモンですが、やはり人を乗せては飛べなさそうな感じで高速で飛び回ります。
そしてポッ拳ガブの魅力は何と言ってもこの『あなをほる』
ジョーズさながらに背ビレを出して地中を泳ぐその姿は、ガブリアスの背ビレがこの為にあるとしか思えなくなるほどしっくりくる見た目。
ガブリアスの地面技と言ったら多分9割以上の人が地震と答えると思うんですが、こういう本編対戦ではあまり使われない技でポケモンの個性を感じられるの滅茶苦茶好きなんですよね。
ポッ拳は間違いなくガブリアスが一番”りくザメポケモン”してるゲームです。
しっかり(?)地震も使えます。
ハッサム
『つるぎのまい』を積んで『バレットパンチ』などの威力を上げて戦うという本編対戦で慣れ親しんだ戦法をポッ拳でも再現しているのですが、『つるぎのまい』が単なる攻撃力アップのバフではなく、剣のオーラを背中にストックし、技の後に剣を使った派生攻撃で追撃を行うという独自アレンジがとにかく格好いい。
実は背中の羽を利用した排熱を行うという設定があるポケモンなのですが、そこもしっかりと再現。
他にも構えで目玉のついたハサミを相手に向けて威嚇をしたり、
ハサミを使ってのメタルクローやむしくいなど、ハッサムらしいアクションをどれも滅茶苦茶格好良く表現してるんですよね。最高。
ダークライ
ゲーム本編では相手を眠らせて一方的にハメるのが得意という何とも格闘ゲームで再現が難しそうな性能をしたダークライ
ポッ拳では、『ダークホール』を当てることで相手を悪夢の世界に誘う『ナイトメアシフト』を駆使して戦うポケモンなのですが、このナイトメアシフト状態がとにかく強力。ダークライの性能が大幅に強化され、相手をする側としては正に悪夢。
如何に相手をダークホールで眠らせて悪夢の世界でハメるかが重要という、ある意味原作の戦い方をアクションゲームでも再現しています。
映画で見せた印象的な脚もしっかり披露
さいごに
ポッ拳は、図鑑で書かれた戦い方や、そのポケモンの個性を引き出す技、ゲーム本編での戦い方といったポケモンのあらゆる要素を丁寧に凝縮して作られた”原作再現”度の高さと、操作が簡単かつ奥深いゲーム性がとても楽しいゲームです。ポッ拳ネットではそんなポッ拳の攻略情報や魅力を今後も発信していけたらと考えています。
今回はプレイアブルポケモン23匹のうち5匹を紹介しました。ポッ拳のこういう小ネタは他のプレイアブルは勿論、バトルフィールドなどにも沢山散りばめられているので、次回があればそこも紹介したいですね。
ポケモンネタ以外にも実際の格闘技や鉄拳キャラの動きを取り入れたモーションも多いそうなのですが、そこに関しては全く詳しくないので誰か詳しいライターの方がまとめてくれることを願います!