はじめに
みなさん、こんにちは。クロスいがらしです。
最近はルカリオのキャラ対策シリーズをお届けしていますが、今回は原点に立ち返りルカリオ VS ルカリオというミラーマッチを軸に、キャラ対策の基礎について書いていきます。
これを読めば今までの記事で分からなかったキャラ対策が理解できるかも!? 一緒に学んでいきましょう!
行動ごとの三竦みを知る
ポッ拳の攻撃には通常攻撃、ブロック攻撃、掴み攻撃の3種類があり、それらが三竦みになっていることはご存知ですよね。これらは基礎的な読み合いですが、各種行動にも相性が存在します。
例えばルカリオミラーにおけるフィールドフェイズ(以下FP)。以下3つの行動を例にします。
・はどうだん(弾同士で打ち勝ちやすい遠距離攻撃)
・横歩き(追尾性能の低い弾を避けて後隙に反撃できる)
・サイドシュート(範囲が横に広い遠距離攻撃)
これらの行動の相性は以下のようになります。
はどうだん < 横歩き < サイドシュート < はどうだん
これらの相性も距離や出したタイミングによっては変わりますが、対策を考えるうえでの相性は上記で変わりません。行動の数が少ないFPでもこのような相性があることから、デュエルフェイズ(以下DP)ではより多くの三竦みがあることは想像に難くないでしょう。
通常・ブロック・掴みだけでなく、これら行動ごとの相性を知ることがキャラ対策の基礎になります。そのためにもミラーマッチでどの行動がどういう性質を持つか抑えておきましょう。
「でも行動全部の相性を覚えて、しかも距離でそれが変わるとか無理じゃね?」
って、思っちゃいますよね。そこでオススメしたいのが大まかに用途を分けて考えるという方法です!
ポケモンによって多種多様な用途がありますが、攻撃技に関しては簡単に分類すると以下の4つになります。
・差し込み(相手に攻め込む突進攻撃)
・置き(ガードさせる前提で使用できる隙の少ない攻撃や、寄ってくる相手に当てる攻撃)
・対空(上から攻めてくる相手への攻撃)
・遠距離攻撃(一定以上距離が離れているときの攻撃)
ルカリオでいえば“しんそく”など、主にブロック攻撃は上記に該当しないことが多いですが、これらは通常・ブロック・掴みの三竦みに該当するので除外します。
分かりやすい三竦み以外の行動にも相性がある。これを知っていけばずっと勝てなかったあの人にも勝てる時がくるでしょう。ルカリオ以外を選んだ方も、一度自分のパートナーの技を分解してみてはいかがでしょうか。
上下の読み合いから見る技の相性
DPでは発生速度や後隙の少なさに優れた技を多く持つルカリオですが、ミラーマッチにおいて重要になってくるのが“上下の読み合い”です。
3つの技を例にとって見てみましょう。
・伏せ弱攻撃(下Y,2Y):低姿勢からリーチの長い衝撃波を出す
・構え強攻撃(上X,8X):浴びせ蹴りを繰り出す
・構え弱攻撃(上Y,8Y):斜め上に向かって小さい弾を撃つ
これらの技の相性は以下のようになります。
伏せ弱攻撃 < 構え強攻撃 < 構え弱攻撃 < 伏せ弱攻撃
このように上から攻めるか、下から攻めるかで相性が分かれます。ことDPではこれらが通常・ブロック・掴みの三竦み以上に読み合いの多くを占めており、ポケモンによってどの技が強いかで対策の組み立て方が変わってきます。
これらは接近戦において非常に重要な要素ですが、パターンが少ないため分かりやすいのが特徴です。ことルカリオミラーに関しては、この“上下の読み合い”こそが勝敗の分かれ目とも言えるでしょう。
ぜひ“上下の読み合い”をマスターし、接近戦を有利に進めていきましょう!
コンボ表
キャラ対をお伝えしてきましたが、このゲームの基礎はコンボにあり!
ということで、DPで使用できるルカリオのコンボをお伝えします。もう知ってるよという方も知識に抜けがないか確認してくださいね。
全てテンキー表記になりますので、分からない方はぜひこの機に覚えましょう!
(テンキー表記とは、電卓にある1~9までの数字を十字キーの方向に見立てた表記です。例:6X = 右X)
【2Y始動】
2YYA
2Y(クリティカル)4A
【8Y始動】
8Y(クリティカル)2YYA
【8Y対空始動】
8Y6AA6AA6AY(最大)
8Y6AA5X6AY(安定させたい時に)
【2X始動】
2X2YYA5X5Y4A
【5X始動】
5X6AA8Y6AY
5X(2段目当て)6AA6AA6AY
【6X始動】
6X4A(最大)
6X6AA(先端で当てた場合)
【8X始動】
8X6YY
【ブロック(溜めorクリティカル)始動】
ブロック6AA(離れている時やダメージ重視)
ブロック6YY(ダウン取りたい時)
ブロック2X2YYA5Y4A(Pchさせたい時)
【溜め6X始動】
溜め6X6AA6AA6AY
【壁コンボ】
5X or 2X or 溜め6X壁溜め4A
8X6YY壁4A
ブロック(溜めorクリティカル)6YY壁6X4A
おわりに
いかがだったでしょうか。
ミラーマッチは有利不利がなく最も平等であるが故に、勝敗そのものには上手さが出にくいと私は考えています。
しかし、その過程には対戦ゲームにおける基礎が詰まっていると言えるでしょう。これはルカリオミラーに限った話ではありません。
通常攻撃、ブロック攻撃、掴み攻撃の三竦みとはまた別に、上下の読み合いや間合い管理によって生まれる技同士の相性。
何故勝ったのか、負けたのか。それを考えることでポケモンへの理解は深まっていきます。
ミスが増えたり、行動の選択に自信が持てなくなった時は、ぜひ一度ミラーマッチでパートナーの把握を試してみてくださいね。