はじめに
みなさん、こんにちは。クロスいがらしです。
ルカリオのキャラ対策シリーズ、今週は多数の戦略を持つサポート使い“テールナー”対策についてお届けしていきます!
テールナーといえば、最も特徴的なのが“サポートキャンセル”。多くの攻撃の後にサポートポケモンを呼び出すことができ、それによるブロック攻撃対策や大火力コンボは他を圧倒します。
体力こそ少なめですが、攻撃力、移動速度など多くのステータスが優れている非常に強力なポケモンです。
そんなテールナーにルカリオが見出す活路とは? この記事を読みしっかり対策していってくださいね!
オススメの応援とサポート
オーソドックスですが、テールナー相手でも“特殊型イーブイ”をオススメします!
その理由はテールナーの共鳴状態の強さはルカリオに引けを取らず、一方的に共鳴されると切り返しが非常に困難なためです。詳しくは後述しますがテールナーは強化状態の“ニトロチャージ”が非常に強力で、ガードクラッシュさせられることも少なくありません。
それが使い放題になる共鳴状態へ対抗する手段を備えることは、テールナー側の押し付けを予防することに繋がります。相手に楽をさせないためにもイーブイで攻撃力を上げ迎え撃ちましょう!
フロントシュートに反応できるかどうか
フィールドフェイズ(以下FP)において、テールナーの遠距離攻撃のほとんどは横歩きすることで避けながら接近することができます。ここで相手が意識するのはルカリオのサイドシュートです。無暗に撃っても手痛い反撃を受けることになるので、相手にこの技を警戒させることを意識しましょう。
ではサイドシュートはいつ使うのかというと、テールナーもまたサイドシュートを使いたくなった時です。テールナーは“サイケこうせん”による側転でこちらのサイドシュートを避けることもできますが、それを意識させるだけでも格段に近づきやすくなるのでサイドシュートは撃ちすぎず意識させることに留めましょう。
↑サイドシュート同士の打ち合いでは、弾強度の差で一方的に打ち消すことができる。
一定の間合いに入ると、次にテールナーが使ってくる技は杖をブーメランのように投げるフロントシュートです。この技は当たればフェイズチェンジすることに加え、ガードしても反撃が確定しません。ルカリオとテールナーのFPにおいて、この技こそが最も主導権を握る強さを持っています。
この技に対し、ルカリオが持っている対抗手段はズバリ“ブロック攻撃”! 溜めることでリーチが伸び、テールナーのフロントシュートにも負けないリーチになります。
問題は、テールナー最大の個性“サポートキャンセル”により、フロントシュート以外の地上技はブロック攻撃を使うと隙を与えることになる点。意識することで改善もできますが、リーチと持続に優れるこの技を見てから的確にブロック攻撃で受けることは容易ではありません。こちらがサイドシュートを意識させるように、相手もまたフロントシュートを意識させられていることを覚えておきましょう。
そこで分かれるのがフロントシュートを“見てからブロックする”か、“ブロックは諦めガードを固めて当たらないようにする”かの選択です。反応というのは意識配分で大きく変わりますが、フロントシュートを意識しすぎるあまりに他の動きに反応してブロック攻撃を使ってしまっては元も子もありません。
フロントシュートガード後はルカリオが先に動ける状態になるので、無理せずその後近距離の読み合いで制していくという選択も十分にアリでしょう。何かを意識するということは、同時に何かを意識から外すということ。自分の反応速度と相談し戦略を組み立てましょう。
跳ばせて落とすが攻略の鍵
デュエルフェイズ(以下DP)では、お馴染み強力な伏せ弱攻撃(下Y,2Y)を駆使した素早い攻撃と長いリーチで攻めていきましょう。DPにおいてもFPのフロントシュートと同じモーションの攻撃を持つテールナーですが、2Dになっている分間合い管理がしやすく、ブロック攻撃をクリティカルヒットさせることでコンボに繋ぐことができることから、FPほど脅威ではありません。
一方でルカリオの伏せ弱攻撃とブロック攻撃は、共通して上への判定の薄さからジャンプ行動に弱いという特徴があります。長いリーチとコンボに繋がるブロック攻撃に苦戦した相手は、その弱点を突くように構え強攻撃(上X,8X)や空中で突進する“ニトロチャージ”を使ってくることでしょう。
テールナーの構え強攻撃は難しい操作こそ求められるものの、DPにおいて主力となる技です。ガード後は空中ダッシュで距離を置くことができるため、多くのポケモンは反撃もままなりません。しかし、ルカリオは“ボーンラッシュ”を使うことで大ダメージを与えることができるので、必ず選択肢に入れておきましょう。
↑強化状態になっていないテールナーは特に狙い目
そして忘れてはいけないのが、テールナーは両フェイズ共通で行えるアクションとして“にほんばれ”による自己強化があります。これによりサポートゲージが増える他、強化されたテールナーのポケモン技(Aボタンで繰り出す技)は全て強力な技となって襲い掛かってきます。中でも顕著なのが“ニトロチャージ”で、ガードで防いでもガードクラッシュされる可能性が高く、ブロックで受けてもタイミングが合わなければ反撃が間に合いません。
さらに共鳴中は常時強化状態になっていることから、強力なポケモン技が使い放題。ブロックはタイミングを誤ればバーストアタックで大ダメージを受け、ガードし続ければガードクラッシュでこちらの共鳴ゲージが減ってしまいます。
この状態を避けるために有用なのがサポートポケモンのイーブイ。共鳴中のテールナーにルカリオの優秀な弱攻撃を使用することができるようになることから、一方的に攻められることを防ぐことが可能です。
伏せ弱攻撃の圧倒的なリーチとスピードで歩いての接近を抑止しつつ、焦ってジャンプしたテールナーを構え弱攻撃で落とす。ルカリオの構え弱攻撃は全体の隙も短いため、多少予測で使って空振りしても問題ありません。対空に成功すれば大ダメージコンボに繋げられるので、跳ばせて落とすことを意識していきましょう。
総評
テールナーは一部ポケモンに圧倒的有利と言われるほどの強さを持ちながら、大きく不利になるキャラがいないハイスペックなスタンダードタイプです。しかしながらルカリオは技相性で勝る部分を多く持っています。
上記で紹介している、サイドシュートにはサイドシュート。フロントシュートには超リーチのブロック攻撃。構え強攻撃ガード後のボーンラッシュなどがそれにあたりますね。他のポケモンでは出来ない対抗手段を取り揃えていることから、総合的な相性は五分以上と私は考えています。
両フェイズ立ち回りにおいて意識したいのは“跳ばせて落とす”というという考え方です。特にDPでは伏せ弱攻撃や長いリーチのブロック攻撃を意識させ、それを避けて空中から攻撃したくなるところに構え弱攻撃を当てる、という戦略で相手を動かしていけるととても強いですよ。
またFPにおいては、テールナーのフロントシュートをガードした際などの密着時、上級者ほどジャンプ格闘を使ってくる傾向があります。何故ならルカリオ側が有利フレームを取っても、ホーミング格闘とつかみに両対応できるからです。
そこで、密着有利フレーム時にあえて動かず、相手がジャンプ格闘を使ったのを見てからブロック攻撃を使うという動きを取り入れてみてください。
これが出来て初めて読み合いになり、テールナーは安直に不利フレームの時はジャンプで逃げるという行動が取れなくなります。
このようにどのフェイズでも跳ばせて落とすことを意識することで、格段に攻撃を当てやすくなります。体力の低さ故に単純なジャンケンによる殴り合いをテールナーは避けたいので、その心理を逆手に取ってローリスクな攻撃にリスクをつけていきましょう!
おわりに
いかがだったでしょうか。
押し付けによる攻略ではないため、初めのうちはなかなかコツが掴めずに苦戦することも多いかと思います。しかし、行き当たりばったりな対戦をするのではなく、この記事の対策を意識しながら戦うことでその時は負けても成長することができるでしょう。
その先で必ず勝てる時が来るので、まずは“跳ばせて落とす”これを意識して対戦してみてくださいね!