ポケモン

知識と反応で封殺せよ!ルカリオのカメックス対策!!

 

はじめに

みなさん、こんにちは。クロスいがらしです。

ルカリオのキャラ対策シリーズ、今回は高火力高耐久の重戦車ファイター“カメックス”の対策についてお届けしていきます。

カメックスは動きが重鈍ではあるものの、豊富な遠距離攻撃と高火力なつかみ技、高い体力に加え自前での防御バフ付与を持つまさしく重戦車のようなポケモンです。

その遅さを突いて遠距離技で弾幕を張りたいところですが、ルカリオの弾はカメックスの弾には勝てません。よって接近戦を挑む必要がありますが、単純なジャンケンでは体力差で負けてしまうというジレンマ。

そんなカメックスにルカリオが勝つ方法とは? キーワードは“知識”“反応”です。では、実際に掘り下げていきましょう!

 

おすすめのサポートと応援

共鳴で押し切りたいので応援はお馴染み特殊型ですが、サポートはいろんな選択肢があります。オススメとその理由はこちら!

イーブイ

本シリーズお馴染みのサポート。有利状況での攻め切りはもちろん、“しおふき”による削りダメージを受ける機会も多いため回復が有効に働く。デュエルフェイズ(以下DP)が得意な人にオススメ!

ジラーチ

共鳴中に攻防両方の強化で押し切れるため非常に強力。フィールドフェイズ(以下FP)が得意な人にオススメ!

パチリス

カメックスの遠距離攻撃に合わせて使うことで、FPでの接近を楽にすることができる。遠距離攻撃に苦戦しやすい人にオススメ!

エモンガ

カメックスの遠距離攻撃に対し、攻撃を受けながら使っていく。遅い足をさらに鈍足にできるため間合い管理がしやすくなる。ただし“こうそくスピン”の弾消しに負けるためブロックに反応して使うのは難しい。間合い管理で慎重に戦いたい人にオススメ!

自身のカメックス戦において長所を伸ばすか、短所を補うかで選ぶサポートポケモンは変わってきます。自分に合ったサポートを見つけていきましょう!

 

横歩きで弾をかいくぐれ!

遠距離攻撃でカメックスには勝てないため、FPはとにかく接近するところから始まります。接近してホーミング格闘で攻めるのが基本になりますが、中・遠距離で取るべき行動が変わってくるので、今回は間合いごとに分けて解説していきます。

【画面端~ルカリオのサイドシュート先端】

設置技も可能なことから正面突破することはかなり難しいため、横歩きで弾を避けながら近づいていきましょう。

しかし、そこで立ちはだかるのがカメックスの“りゅうのはどう”です!

この技は判定が非常に大きいことに加え、弾速の遅さと追尾性能の高さ故に歩いて避けることは絶対にできません。加えて多段攻撃であることからブロックするとその後の攻撃に当たってしまうという厄介ぶり。ガードしても次の弾が飛んで来るのでいいことがありません。

そこで大事になるのが追尾性能をかき消すステップです。サイドステップでもいいですが、追尾性能を消すだけならステップなら何でもOK! バックステップでいったん距離を置いてから回り込むようにして避けるのもいいでしょう。

【ルカリオのサイドシュート先端~ボーンラッシュ出始め】

この距離で待っているのは、接近するルカリオを立ち止まらせる広範囲のフロントシュートと、立ち止まったところを狩るブロック貫通の“しおふき”! どちらも非常に強力で、この距離でもルカリオは対策する側に回っています。

ここで意識したいのは、絶対に当たってはいけないのは“しおふき”であるということです。“しおふき”は削りダメージが大きいことに加え、ガード後の状況も劣悪と非常に強力な技です。ガードしてもカメックスが先に動けるため、当たり方次第ではカメックスが有利に接近戦を仕掛けられる状況を作られてしまいます。

フロントシュートはガード、“しおふき”は歩きで回避が理想ですが、優先すべきは“しおふき”への対策であると意識することで有利な状況で接近できるので抑えておきましょう!

 

弱攻撃と派生でブロックを破れ!

FPとは打って変わり、DPではルカリオの優秀な弱攻撃が鈍重なカメックスに対策を強いることができます。


↑超リーチの攻撃に確定で反撃したり


↑全体フレームの短さで強化された“みずのはどう”にも対応可能

素早い攻撃にはブロック属性の攻撃で反撃するのがポッ拳の基本ですが、ルカリオは反応次第でそれさえも対応できてしまいます。今回は有利フレーム時に弱攻撃(Y,5Y)を2回押した時に何をすることで各ブロック属性の行動に打ち勝てるのか紹介していきます。

フレームって何?という方はこちらを先に読みましょう!

【ポッ拳DX】フレームを理解して駆け引きをより楽しもう!はじめに どうも!今回が3回目の記事となります。たわしです。 さて、前回の記事でも少し触れたように ポッ拳では通常攻撃、ブロック攻...
【+4の時】

こうそくスピン:しんそくで相殺

通常ブロック:しんそくで相殺

最大溜め通常ブロック:ボーンラッシュ振り上げで勝ち

【+8の時】

こうそくスピン:しんそくで相殺

通常ブロック:しんそくで勝ち

最大溜め通常ブロック:ボーンラッシュ振り上げ即出しで勝ち

本来通常攻撃では負けてしまうブロック攻撃を、派生によって相殺または打ち勝つことができるのは非常に強力です。こうなるとカメックスは不利フレームを背負った際はガードを固めざるを得なくなり、そうすることでつかみ攻撃が通りやすくなります。

もちろん全ては読み合いなのですが、こちらが対応を強いる側に回れることで圧倒的なアドバンテージがあります。今回紹介したもの以外でも様々な択に対応する手段があるので、ぜひ調べてみてくださいね!

 

総評

FPこそ苦しいものの、DPではカメックス側がかなり窮屈な立ち回りを強いられやすいことから、相性はルカリオが有利と言える組み合わせです。しかし、接近戦になるまでにダメージを受けすぎると無理な攻撃を通さざるを得なくなります。豊富な遠距離攻撃と高耐久を持つカメックスに対し、追う立場になると非常に苦しい展開になります。

相性有利は知識があることが前提となり、押し付けはできません。相性差に頼らずにコンボ練習や、日々書きとったメモを対戦前に見直すなど準備は念入りに行いましょう。特に“こうそくスピン”への対応は基礎練習として組み込んでおきたい行動の一つです。

↓ガード後、X派生を除き”ボーンラッシュ”で全て対応可能。ただし振り上げ派生、振り下ろし派生を適切に選択しなければならない。

またDPでのブロックへの対策は反応を求められることが多いです。その日の調子に左右されやすい点なので、大会で戦う時はその日の調子に合わせて無理のない選択を取っていきましょうね。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

記事を書くにあたり私も改めて調べ直していたんですが、反応を求められる対策が多くて思ったより難しいと感じました。

反応というと若い人、運動神経に優れる人に部があると思いがちですが実はそうではありません。知識による分析と予測、それによってあたりをつけたものであれば反応速度は大きく変わります。

例えば音が鳴ったら速くボタンを押すゲームがあったとして、一つだけ押せばいいのと、10個中指定されたボタンを押さなければいけないとなると全然違いますよね。指の配置から異なるわけです。

そんなふうにどの状況ではどんな択があるのか、それを詰めておくことで反応速度は飛躍的に上昇します。どのポケモンが相手でも言えることではありますが、カメックスとの戦いは事前準備で決まる場面がとても多いので、この記事の内容を自分のものとして勝利をもぎ獲ってください!

ABOUT ME
クロスいがらし
ポッ拳プロプレイヤーの1人。パートナーはルカリオ。プレイヤーとしてトップを目指し修行する傍ら、ユーザー大会『カントートーナメント』のスタッフも務める。優勝経験は2対2のチーム戦EVO JAPAN2018と、アメリカで行われたSwitchFest。