世界大会へと繋がるこの大会を、軽く僕の感想を交えつつ振り返っていこうと思います。
大会について
ポケモンWCSへと繋がるゲーム・カードの大会は世界各地でほとんど一年中開催されていますが、その中でも特に大型の「International Championships(国際選手権)」でポッ拳部門が開催されました。
【期間】
2019/4/26-28
※ポッ拳部門は4/27-28のみ
【場所】
ドイツ ベルリン
【トーナメント表】
https://challonge.com/ja/PTEU2019Masters
【結果】
優勝 Wingtide ドイツ
2位 ぽてちん 日本
3位 たるたろ 日本
4位 Fabilous ドイツ
※top4がWCS出場権獲得
5位 Goreson イタリア
5位 LCF(旧Xabsoluted)スペイン
7位 Rubs イギリス
7位 Millertime イギリス
振り返って
日本から参戦したぽてちんはWCS2016のチャンピオン、たるたろはWCS2018の準優勝と、まさに世界トップクラスのプレイヤーです。
昨年の段階で日本のトップ層と戦っても十分勝負になるであろうことは予想でき、今回その一部を見ることができたのは幸運と言えます。
他の欧州勢では2017年ヨーロッパチャンピオンのFabilous(Wingtideにもドイツの大会などで勝つことがある)と、過去2年WCS本戦出場を果たしているLCFとGoresonが上位候補でした。Day1が終わった時点で大方の予想通りのメンバーがtop8に上がっており、その中で誰がWCSの権利を獲得するのが焦点となります。
注目のぽてちん対Wingtideですが、ウィナーズ側ではWingtideが本来のメインポケモンであるギルガルドを使わずに大雑把なゲーム展開を挑み、結果2-0でぽてちんが勝つというやや不可解な結果となりました。(この時点でWingtideはまだギルガルドを一度も使用していませんでした)
Fabilousもたるたろに敗れ、「これで日本勢がまた優勝か」という空気がTwitchのコメント欄に流れましたが……
ルーザーズトーナメントでLCFと接戦になり、あと一試合負けたら終わりというところでギルガルドをチームに入れたWingtideは、そのまま連勝を重ね、ついにルーザーズファイナルでたるたろを破ります。
グランドファイナルは「元世界チャンピオンの重圧に打ち勝つべく戦うぽてちん」対「自ら”Defender of EU”と名乗るWingtide」という、お互いのプライドを賭けた組み合わせに再びなりました。
ギルガルドをチームに組み込んだWingtideの強気な攻めが上手くハマり、結果なんと6-0。
誰もが信じられない展開で、見事Wingtideがヨーロッパを”護る”ことに成功しました。
ゲーム内容については正直「ここまでじゃんけん仕掛けなくても良いのでは?」とも思いましたが、それで結果的に6連勝というのは、あの場で勝つことにおいてマッチした戦略だったのかもしれません。
Wingtideもぽてちんも知識や十分な反応の速さがあり、丁寧な試合内容だったとしても十分強いプレイヤーたちなので、またこの組み合わせを見る機会があったら今度はそうした試合も見てみたいところです。
Pokkén Tournament Championship Series 2019の今後
今年の世界大会「Pokémon World Championships(通称WCS)」ポッ拳部門には16名の招待選手が参加します。
その内の7名が確定となりました。前年度世界チャンピオン ThankSwalot アメリカ
オセアニア優勝 エルム 日本
オセアニア2位 クロスいがらし 日本
ヨーロッパ優勝 Wingtide ドイツ
ヨーロッパ2位 ぽてちん 日本
ヨーロッパ3位 たるたろ 日本
ヨーロッパ4位 Fabilous ドイツ残りは日本(多分)4枠、北米4枠、現地予選(多分)1枠となります。
※多分としているのは現時点で公式発表が確認できていないため
この夏は例年以上に日本人対決が増えそうです。
今後の公式大会スケジュール
https://www.pokemon.co.jp/ex/pjcs2019/
詳細未発表
【世界大会】Pokémon World Championships 2019
8/16-18 アメリカ ワシントンD.C.
※8/16は現地予選
残り9枠は果たして誰が獲るのか、楽しみにしていきたいと思います。
という訳で今回はここまで。
また次回の記事でお会いしましょう!