はじめに
今回からは実際の試合での立ち回りについて記事にしていきたいと思います。まずはFPの立ち回りについて考えていきたいと思います。
FPの技紹介編も参照しながら見ていただけると幸いです。
基本事項
ジュカインのFPの技は、使用してから数秒後に効果を発揮する設置技、リーチの長い中距離技、近距離技に大別されます。基本的な戦法は、設置を撒きながら相手の行動の幅を狭めて追い詰めていくこと。ただし設置は相手の弾に消されやすいため、特に遠距離まで届く弾を頻繁に使用するポケモンには設置があまり有効ではない場合も。そういう時は相手の弾を回避しながら中距離技を差し込んだり、近づいて近距離戦を挑むなどの立ち回りが求められます。
キャラ別にまとめるとこんな感じ。上段のポケモンはそこまでキツい弾は飛ばしてこないので設置はしやすい部類。できるだけ設置を撒き、リスクを減らしてから勝負に出るのがベスト。中段は少しキツめの弾を持っており、設置がやや刺さり辛い印象。思い切って差し込みや接近戦を挑むのも大事。下段はかなりキツい弾をガンガン飛ばしてくるため悠長に設置を撒く暇がないことが多く、差し込みや近距離戦の方に意識を向けた方がいいと思っています。
ではこれらを踏まえ、遠距離、中距離、近距離に分けてどのように立ち回るのがベストなのかを考えていきたいと思います。
遠距離
試合開始時や、フェイズチェンジを発生させた直後などの間合い。この間合いでは設置技を撒く絶好のチャンス。追尾攻撃できるジャンプシュートや攻撃範囲に優れるサイドシュートを撒くのがおすすめ。やどりぎのタネは後隙が大きいので遠距離で撒きたい所。近距離戦を挑んでくるポケモンに有効。
弾がキツめの相手の場合、遠距離でもやはり弾が気になるので中距離以下までの接近を優先したい所。ただ、サイドシュートは横に移動しながら撃てて後隙もやや短いので機能する可能性があります。ジュカインはスピードタイプであるため移動速度が非常に優秀。ステップしなくてもただの横歩きだけで弾の誘導を振り切りながら接近することが可能。また、ホミ格はかなりの速さで相手に近付くことができるため距離を詰める際に便利。やはり素早さこそ正義ですね。
中距離
中距離から少し近づいた、ジュカインが最も得意とする間合い。この間合いでは設置技の他に、リーフブレードやフロントシュートでの差し込みを狙うことができます。
リーフブレードは相手の弾をブロックしつつ攻撃でき、弾撒きにリスクをつけることができます。リーチの長さを活かしたぶっぱも強いですが、こすりすぎるとブロキャンつかみが飛んできたり、近距離戦を得意とするポケモンの接近を許してしまう場合も。
フロントシュートは正面からの弾をかき消しながら攻撃可能。リフブレよりもリーチがやや長く、上方向への攻撃範囲に優れます。正面からの弾撃ちが多い相手に有効。
通常シュートからのフロントシュートも有効。フロント単発と違い横移動している相手にも当たるのでぶっぱするならこっち。また、通常シュートからはステップも出せるので近距離まで近づきたい場合に使うことができます。
中距離での設置技は、タネマシンガンがおすすめ。ジャンプしながら撃つので相手の弾をかわしつつ設置でき、弾がキツい相手にも有効に働きます。
近距離
密着状態で近接戦を行う間合い。ここで出来ることはホミ格やブロック、つかみといったシンプルな3すくみの択。特にブロックはリーチが長く、ジャンプでも避け辛い優秀な攻撃でかなり頼りになる技。一方でホミ格は打撃部に隙間が多く、ややぶっぱ性能に欠けるのが難点ですが、ジャンプシュートが生育している状況では積極的に活かすことができます。つかみはリフブレを警戒してブロックを置いてくる相手に有効。
ジャンプ格闘も近距離で活かせる技の一つ。つかみを読んだときに使える他、相手のブロック溜めを回避しつつ奇襲をかけることが可能。
まとめ
・遠距離では設置のチャンス!弾がキツいキャラが相手の時は中距離まで距離を詰める
・中距離ではリフブレやフロントなどのシュート攻撃での差し込みを狙う
・近距離ではホミ格、ブロック、つかみで択を仕掛ける。
おわりに
さて、FPの立ち回りについてざっと書いてみました。ジュカインのFPの立ち回りは相手ポケモンごとの対策が絡んでくる部分も多く、まだ紹介しきれていないこともあります。今後機会がございましたらキャラ対策編でそういったことにも触れていこうと考えています。拙い文章ですがここまでお読みいただきありがとうございました。次回の記事でお会いしましょう。
https://peing.net/ja/sceptile_shinja?event=0
質問箱です。苦情、質問等お待ちしております。
質問解答
解答が遅くなりすみません!JXに関するお悩みですね。
こちらがJXを出したタイミングで相手が前方に進む技を出しているとめくりが発生してしまい、技がスカってしまいます。原因が相手の行動に依存しているため予防策が取り辛く、JXの持つリスクの一つとして認知すべきだと思っています。
差し込みを狙いすぎないことが解決策になると考えています。JXは確かに強力な差し込み手段であり、頼りがちになる気持ちは分かります。しかし、このめくりや、確反レベルではないもののガードされた時に大きな不利フレームが発生する点など、JXにはリスクも存在します。ジャンプからの差し込みばかりを考えるのではなく、前ジャンプ、後ろジャンプで距離を取って中距離戦に持ち込む準備を整えることを意識すると安定した勝利に繋がるかもしれません。解答になっていましたら幸いです。