起き攻めとは?
起き攻めとは、相手がダウンしている状態から起き上がるときに攻めること。
ポッ拳では起き攻めが非常に強力で、相手にダメージを与える最大のチャンスです。
起き攻めについては以下の記事でも紹介されています。
こちらでは起き攻めの基礎が書かれているので、そもそも起き攻めというのがよく分からない!という方は是非参考にしてみてください。
・相手より先に攻撃を出せるのでとても有利!
・一部の打撃(2Y、8Xなど)以外は掴みと相打ちになる
・起き攻めをされる側が出す掴みはとても弱い
今回は中級者向けということで、更に一歩レベルアップした内容を紹介していきます。
注釈:この記事では掴み属性以外の攻撃をざっくり打撃と書き表している場合があります。ご了承ください。
起き攻めの強さの神髄とは?
初心者向けの起き攻め解説で説明していたことは、実は攻撃を食らった後や攻撃をガードされた時にも言えること。
相手よりも先に動ける状態…所謂有利フレームを取った状況でも自分の発生の早い打撃で相手の打撃と掴み両方に勝つことが出来ます。
フレームに関しての基礎知識はこちらの解説記事から
フレームで有利を取った状況と起き攻めを仕掛ける状況は似た状況と言えますが、
上手く利用することが出来れば確反以下の有利フレームを取った状況よりも格段に有利な状況を作り出すことが出来ます。
強さの神髄1:
起き攻めをされる側が負うリスクが大きい
自分が+4F有利な状況では自分の15F技と相手の11F技が相打ちになり、+8F有利では自分の19F技が相手の11F技と相打ちになります。
フレームで有利を取った状況で確実に相手の打撃に勝てる攻撃というのは発生の早い打撃に限られてしまい、そういった小技で大きいリターンを得ることは中々出来ません。
相手の起き上がりに打撃を重ねる起き攻めは、発生19F以上の強攻撃や、溜め攻撃などの重い一撃を相手に与えやすい絶好のチャンスという訳です。
強さの神髄2:
起き攻めの回避手段が乏しい
有利フレームからの攻めは実は案外回避手段が豊富だったりしますが、起き攻めは回避するのも非常に困難。
例えばジャンプは全ポケモン共通で1F目から掴み無敵と下段無敵、5F目から中下段無敵が付いており、また大抵のポケモンの11F技は下段です。
つまり自分が+8F有利な状況ですら、自分の下段11F技と中下段15F技が相手のジャンプに勝てません。これに加えバックステップ、ブロック攻撃など様々な回避手段も考慮すると有利状況でもダメージを与えるのは中々難しかったりします。
特にこれらの細かい技の性質の知識が豊富で相手の癖などを見抜くのが上手い上級者相手には攻撃を当てるのも一苦労。相手の行動を読み、多数の選択肢の中から攻撃を選択する必要がどうしても出てきてしまいます。
起き攻めであれば相手が初心者だろうが上級者だろうが、ジャンプやバックステップといった小賢しい回避を許さない打撃を選択することもでき、確実に2択を迫ることが出来ます。これが非常に簡単で、非常に強力。
自分より格上相手でも自分有利のじゃんけんを高確率で押し付けることが出来る起き攻め。
次は起き攻めを更に強力にする技について解説していきます。
起き攻めで使うと強力な技を知ろう
強さの神髄3:
ブロック攻撃に勝てる攻撃で圧倒的な有利を作れる
ここからは起き攻めで選択すると非常に強力な技を紹介していきます。
ブロック貫通技
大抵は発生の遅いブロック貫通技も、起き攻めならば重ねるのが容易。
最もメジャーな起き攻めと言えます。
使用例:マニューラの溜め6X、ジュカインの溜め5Xなど
ブロック技や掴み技、バーストアタックに即座に派生できる攻撃
ポケモン技に派生できる小技で起き攻めを仕掛けることで、相手のブロックを見てから攻撃が出る前に後出しでブロック技や掴み技などに切り替え、勝つことができます。
使用例:5Yなどポケモン技に派生出来る攻撃
遠距離から択を仕掛けられる攻撃
遠距離から当てることが出来る掴み技を持つポケモンは、相手の反撃を食らわない位置から2択を迫ることが出来ます。
使用例:シャンデラのたたりめ、ジュカインのギガドレインなど
ブロック技を潰せる攻撃
攻撃の持続が極端に長い技は相手のブロック攻撃すら潰してしまうことも。
使用例:バシャーモの強化ねっぷう、リザードンのフレアドライブなど
相手がブロック技やアーマー技を出していてもガードが間に合う技
マニューラの4Yやルカリオの2Yなど攻撃の全体フレームが極端に短い技や、一部攻撃を攻撃の持続時間の終わり際を狙って当てることで、相手がブロック技やアーマー技を出していてもガードが間に合うことがあります。
使用例:マニューラの4Y、ルカリオの2Yなど(全体フレームの極端に短い技)
使用例:ジュカインの8Y、スイクンの5Xなど(起き攻め持続当て)
設置系の攻撃
相手の起き上がりに合わせて設置技を置いておく起き攻め。相手はブロックを押してしまうと設置が消えるまでブロックが解除出来ず、その間は見てから余裕で掴むことが出来ます。
ガードされても大幅有利で、自分有利な択を連続で仕掛けることが出来ます。
設置中にこちらが掴みを押すと設置は消えてしまいますが、相手がガードで固まっていれば掴めてしまうので非常に強力な2択と言えます。
使用例:ジュカインのタネマシンガン、ゲンガーの溜めシャドーボールなど
ガードされても不利を背負わない攻撃
設置系攻撃や持続当て、一部のブロック貫通技など他にも強力な要素を持つ場合、自分有利な択を連続で仕掛けることが出来ます。
使用例:マニューラの溜め6X、ジュカインの8Y持続当てなど
強力な連携
主にサポートと一緒に使うことで、共鳴バーストや無敵サポートを使わない限り絶対に攻撃を通すことが可能になる連携がたまにあります。所謂ハメであり修正案件
使用例:ミミッキュ連携など
ミミッキュ連携についての記事はこちらから
じゃんけんのバランスが崩れることで、攻撃を格段に通しやすくなる
重要なのは、相手がブロックを出しても起き攻めの打撃が勝つという状況を作り出すこと。
ブロックを出しても起き攻めの打撃に勝てないので起き攻め側は打撃が安定択になり、被起き攻め側はガードをするしかない。ガードで固まっている所を相手に掴まれても負けてしまう…
起き攻めでは絶対に負けることのない選択肢というのが生まれることで、本来打撃はブロックに弱く、ブロックは掴みに弱く、掴みは打撃に弱いという3すくみで成り立っているはずの駆け引きのバランスが崩壊します。
例えるならあの有名漫画、賭博黙示録カイジのEカード
賭博黙示録カイジに登場する2人対戦用のカードゲームであり、変則じゃんけんとでもいうべきゲームである。
皇帝のカードを1枚、市民のカードを8枚、奴隷のカードを1枚の計10枚を用いて行う。プレイヤーは皇帝側、奴隷側に分かれ、皇帝側は皇帝のカード1枚と市民のカード4枚を、奴隷側は奴隷のカード1枚と市民のカードを4枚持ちゲームスタートとなる。
このカードにはそれぞれ三すくみの関係があり皇帝のカードは市民のカードに勝ち、市民のカードは奴隷のカードに勝ち、奴隷のカードは皇帝のカードに勝つ、というじゃんけんのような法則があり、5枚のカードを出し終えた時点で勝利数が多いプレイヤーが勝ちである。
皇帝側は皇帝のカードを出した時に奴隷側が市民のカードを出していれば勝ちである。しかしながら奴隷側は奴隷のカードを出した時に相手が皇帝のカードを出していなければ勝てないため圧倒的に皇帝側が有利となる。
皇帝側は市民のカードを出せば少なくとも負けることはなく、奴隷側は相手の皇帝に合わせてピンポイントに奴隷を出さなければ負けてしまう…そんなEカードと同じような状況を相手に押し付けることが出来るのがポッ拳の起き攻めです。
起き攻めで使える強力な技は使うポケモンによって大きく変わり、またこれらの強力な起き攻めがどれだけ相手に有効なのかもバトルするポケモンによって変わってきます。
自分の使うポケモンの強力な起き攻めを覚えて、バトルを有利に進めましょう!
各ポケモンの起き攻めについての記事は、それぞれのライターの方がきっと書いてくれます。このポケモンの起き攻めが知りたい!という方はポッ拳ネットの質問箱の方に投稿したり、担当ライターの方に直接リプライを送って催促しましょう。