テクニック

【スイクン上級者への道】大会動画のポイント解説【vsグレッグル】

こんにちは。エルムです。
スイクンの記事は久しぶりとなりましたが、今回は対グレッグル戦の動画解説をします。
あまりにも使い手が少ないレアなポケモンですが、不意に対戦する機会が訪れることに備えて対策していきましょう。

解説イメージ

 

VSグレッグル

【いつの?】2020年1月
【何の大会?】カントーポッ拳だいすきクラブ16 サブイベント
【誰と?】ポカエモン

だいクラのサブイベント「個人戦ダブリイリミトーナメント」のウィナーズファイナルでポカエモンさんと対戦した時の動画です。2試合先取制となってます。
ポカエモンさんは極めて珍しいグレッグル一本のプレイヤーの中でもトップの実力を持っている方です。

※対象の試合は2:21:46~2:30:10ぐらいです

2:23:00
ダストシュート(空中A)はランダムで様々な飛び道具が出てくる技ですが、グレッグルの残り体力が少なかったり共鳴中は所謂“当たり”が出やすくなっています。
ジャンプの多いグレッグルに対して中距離で6Xを置くのは有効ですが、そこに大岩や大渦が噛み合うと大きなダメージ+ラインを一気に上げられてしまいます。
6Xの間合い外からのダストシュートを、当たりが出やすい時は警戒して6Xを控えることが必要です。

2:23:10
しかしながら6Xが届く距離ではこのようにダストシュートで攻めの起点を作ろうとするグレッグルに対して非常に有効です。
6X空中ヒット後は8A×2回で追撃するのが簡単かつダメージが稼げます。(7Aや9Aにしちゃうと当たらないことがあります)
CH時も同様です。

2:23:28
対グレッグルに限った話ではないですが、BAをガードさせた後の距離は前ステしても前ジャンプしても6Xが当たる良い感じの距離になります。
削りダメージも最大50弱入り、スイクンとしてはかなり有利な状況と言えます。

2:24:43
ここでの2Xは共鳴即ジラーチ(バフサポ)を呼ぶ動きに確定します。(壁張り付き→6X→2Xダウンまでが多分確定)
しかし、ここのダストシュートで大岩や大渦を引かれていると大ダメージが確定するためハイリスクハイリターンな選択です。(たまたま爆弾が出たので安く済んでるだけです)

2:24:51
BAを持っている相手にブロックを構えるリスクはさておき、相手がジャンプしてるのを確認して撃つY派生はグレッグル戦では相当に強力。

2:25:58
FPのフロントシュートが強力なためブロックを置いて対応したいのですが、先にブロックを構えさせられた後から多段技のフロントシュートを撃たれると出かかり潰し兼ステップキャンセル潰しになってしまいます。
これの対策としてはブロックを先に構えないか、構えてしまったら先にぶっ放してしまうかしかありません。ブロックに頼るとこうした事態に陥りがちです。

2:26:10
スイクンはめくりジャンプの着地隙をケアするためにJYを撃ちながら降りるのが安定択になりやすいです。
しかしグレッグルのような背の低いポケモンに対しては当たらないことが多いのでJXで無理やり誤魔化しています。着地のタイミングと軌道が変わり、素直に降りた場合の着地硬直を狙ったグレッグルの5Yの硬直に確定しました。
JXの当たり方が逆方向になっている(背の低いポケモン相手に起きやすい)ので、追撃の6YYの方向を間違えないようにしたいですね。

2:26:26
こちらがバフサポを使っている場合、バフを奪えるグレッグルの泥棒(4A)への警戒を強めておく必要があります。

2:26:31
6XCH時のコンボを→6X→5AにしているのはCHヒット確認の反応が遅れたからで、本当は→8A→8Aの方が減ります。

2:26:44
ここの着地をJXにしていた場合は恐らくBAに当たっていました。(多分それを狙ったBAだと思います)
距離が少し離れていたので、この場合は素直に着地するのが一番安全と判断しました。

2:26:58
これもグレッグルに限らずですが、スイクンのホミ格は単発なのでホミキャンの良い的になります。

2:27:12
スイクンのサイドシュート(特殊中段)一発出しに留めることで、弾の下を潜ろうとする泥棒の範囲外まで出ることができています。

2:27:15
8Y空中ヒットの位置が低い場合は5Yで拾えず火力が出ないことがあります。それに備えて8Yキャンセル8Aまで入れておくことで、浮きを高くし5Y拾いからFCまでいきやすくなります。
ただ8Y単発空中ヒットから5YYY8A×2で拾った方が威力は高いので使い分けが必要になります。難しいです。

2:27:23
2:25:58の時と同じ話です。

2:28:52
グレッグルのJYを受け切ってからブロY派生が強い。

2:29:13
発生が早くダウンの取れる2Xを選んでいますがギリギリ届かず。
もしかしたら6Xでも確定してそうな場面でしたね。

2:29:43~
体力の少ないグレッグルを遠距離で放置しておいたらダストシュートで当たりを引き続けて逆転された……という展開を防ぐには上りJYが有効です。
グレッグルのジャンプ上昇中に上から被せるイメージで撃ちます。
上から被せるという意味ではあられもあるんですが、発生が遅すぎるためダストシュートを止めるにはグレッグル空中復帰中などに撃っておかないと間に合いません。

 

さいごに

この組み合わせはグレッグルの強みである各種空中行動に対してスイクンのブロY派生や8Y、5X6Xの相性が良く、比較的戦いやすい部類だと思います。FPの殴り合いで負け続けて大きく共鳴差をつけられない限りは良い勝負になるのではないでしょうか。
機会は少ないかもしれませんが、グレッグルと戦う時は今回書いた対策を参考にしてみてください。
ではまた次の記事でお会いしましょう!

ABOUT ME
エルム
ゲームの中で特にポケモンが好きな人。ダブルバトルのプレイヤーを経て、アーケード版よりポッ拳にハマる。 スイクンをメインポケモンとし、WCSなどの海外大会に複数回参加。 コミュニティ大会運営団体「ポッ拳カントートーナメント」の代表。